WEBフィッシングレポート
2010年11月分














 10月の下旬からようやく「寒」が入るようになってきたが、数日ごとに寒暖が入替り、その変化の激しさには驚かされることが多くなったように思う。奄美地方で記録的な豪雨災害があったと思えば、関東方面では1日で最高気温が15度も下がるという異常気象が起こっている。幸いにも、鹿児島ではそこまで極端な気候変化はなかったものの、Tシャツとコート姿が入り交じった奇妙な光景を見ることが少なかったように思う。
 11月に入って朝の冷え込みが目立ってきたが、9日に予定していた釣行計画は、前日からの寒波の影響でモーレツな北西風の洗礼を受け断念。今月号のネタ探しのために10日の夜に江口漁港、11日に夜に谷山のヘリポートの岸壁に釣行し、午後11時頃から2時間ほどぶっ込み釣りをしてみたが目立った釣果はなかった。
 今月はさすがに原稿は無理かと思ったが、以前から気になっていた汽水域の釣りを試してみようと13日の朝、仕事の前に釣行。場所は、日置市の河口。この日は小潮回りで、早朝5時半頃干潮。満潮は12時半頃である。条件としてはけっして良くなかったが、河口域は湖のように水が溜まり、干潮でもある程度の水深はある。そして、上げ潮とともにその面積は拡大し、水深も深くなる。これまで、この川には何度が訪れているが、河口内側のプール(汽水域)の方ではなく海側の方での釣りであった。対象魚としては、キスやニベなど。
 釣り場には午前8時45分頃到着。しばらくは一帯を観察し、釣り座を決めた。場所は国道270号線沿いから川沿いの脇道へと入り、そこからさらに奥へと入った船着け場だ。支流との合流点近くである。
 6.6フィートのルアーロッドに6号のテンビンオモリをセットし、市販の投げ釣り仕掛け(ハリ7号)をセット。ちょい投げで約30mほど投げてみる。
 30秒もしないうちに強いアタリがあり、リールを巻いてみるといきなり小型のコショウダイがダブルでヒット。そして2投目には20cm弱のキス。その後は外道のチビッ子イノコ(コトヒキ)とクサフグに悩まされながらも、メイタのバラシを含め、コンスタントにアタリがあった。仕事の都合上、約1時間で納竿としたが、予想以上の結果に驚かされた。2本鈎仕掛けをわずか3セットしか用意していなかったため後半は思うように釣果が伸びなかったが、ビギナーの方たちにはオススメの釣りだ。
 結果は、コショウダイ(18〜20cm)2尾。キス(18〜20cm)5尾。イノコ(12cm前後)13尾(11尾リリース)。外道クサフグ約10尾。
 汽水域の釣りの特徴は、真水と海水の比重の違いから上層部は淡水、下層部は海水という形が一般的だ。そのため底を中心に活動する魚は意外に多く、キスの他、ヒラメ・マゴチ・ネズミゴチなどもねらえ、これに加えてセイゴやキビレチヌ・イノコ・メッキなども対象となる。今回釣れたコショウダイなどは予想外だったが、これらの魚以外にも思いがけない魚が釣れることがあるかもしれない。

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