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 1月末日  甑島 鹿島「千畳瀬」住田雄司

 ごきげんいかがですか。今月のEASY-MODEです。今回はクロの数釣り爆釣レポートです。…が、前半はイージーではなく、苦戦しておりますのでそんな様子も合せてお話いたします。わたくしの釣行エリアでは今季腹ボテの個体出現がちょっと遅れ気味の様子。卵があっても小さくありましたがようやく2月にさしかかり脂ののった個体が混ざり始めました。刺身包丁にその脂が絡みスベリにくくなると旬を感じるものです。そのころのクロのしゃぶしゃぶは大変旨く、薄く広く割いた身を昆布だしのきいた鍋の中にくぐらせると「うまぁ~い!」と思わず声が漏れ出すほどであります。
 そんな釣行後の楽しみも思い浮かべながらの魚釣りはホントに楽しいですね。さて釣る前から食べる話で始め申し訳ありませんでした、2月中旬を前にして鹿島西磯ではほとんどのエリアで爆釣続きであり、その釣れっぷりに帰港する船の中でさえ釣り人の鼻息が荒くあります。そんな中我々はとても広い瀬場「千畳」に渡りました。この瀬は地より平たく伸び出しておりとても広く、収容人数にもかなりのものがあります。足場がフラットなところが多く瀬泊まり組もよく見かけます。わたくしはこの釣行で3回目です、丸1日の釣りは始めてでじっくり楽しんでみたいところです。まず、薄暗い中撒き餌の準備です、とは言えほとんど仕込んであるので水分調整後はそのバッカンに付け餌をセットする程度のもの。今回の撒き餌も軽めの配合材とパン粉と沖アミとアミで軽比重を意識して作っております。現場に立った際万一タナが深い場合には良く練り込んでから、シャクで小さい玉を意識して作りポンポンと数投入すると、着水後は速く沈下しバラケも遅れるので下層まで早く届き効いてくれます。それに対して前準備でこだわってみたのは付け餌です。通年最低4種のエサを持ち込んでいる筆者ですが、寒が入るころその種類は増えていきます。今ではだいぶデータが取れたので水温や季節に応じて絞り込んで持ち込めるようになりました。みなさんもエサにこだわると釣行とは別に仕込む楽しみが増えるのでお試し下さい。ちなみにわたくしが試してきたものは・・・沖アミや加工沖アミをベースに、グルタミン酸イノシン酸やアミノ酸類を添加してみたり、砂糖・はちみつ・黒糖・メープルシロップ・麹・味醂や酒に漬けてみたりいろいろありました。ただ万能なモノはなくいろいろな要因でその日のヒット餌が違うということです。よって絞り込んだと言うものの最低4種は持っていくのです。この日は加工沖アミの身持ちがしっかりしたものは食い込まず柔らかいものほど効果的でした。
 釣座を先端の右端に置いてまず撒き餌をジックリと撒きます。潮は沖を向いて瀬の右からと左からの潮が沖でぶつかり、その後右へ巻いていく感じです。回収までその流れで徐々に右へ巻く流れが強くなり瀬に押してくるようになると釣り難くなっていきました。
その序盤戦は、全遊動ノーシンカーでゆっくりとなじませていく仕掛けです。円錐ウキ0に板鉛を貼り限りなく水面シブシブに調整したものにハリス1.7号2ヒロとグレ針6号(がまかつMシステム)です。ところが付け餌をかじるだけでアタリがでません、そこですぐハリスを1.5号に針を4号にするとヒット!38cmでした。しかし、連発することがなく、ヒットパターンを再現できません。そこでエサの変更を試みるとハードなものは底まで残ると分かりました、この日は生にグルタミン酸類を少量まぶしたものがよく小粒で頭を付けたものに反応がでました。これで入れ食いになってくれれば良いのですが・・・。クロは撒き餌に反応ししばしば見え隠れしています、そこで捕食層に合せウキ下を2ヒロ半にウキはT・HOPE棒ウキの0に取り替えました。
 ウキのトップを4cmほど水上に出して小さなアタリをとる作戦です。この時現れた現象は・・ウキを3cmほどチョンと押さえるもののそこで合せてものらないとういう事象。これを2度検証した結果、エサを軽くかじった痕があるが十分きれいな形で針についているということ。なので次はそのまま放置してみます。すると2度目の押さえ込みが発生したので掛け合わせを試みます、しかし、スッポ抜け。やはり食い込んでいないようです。全遊動でも食い込まず針とハリスを落としてもまだ食い込まず、タナをとり調整しても明確にあたりが出ない、でもクロはいるそんな状況です。もちろん針の号数や形状をいろいろ試しスッポ抜けの原因を探ってもみましたが解消されることはありませんでした。そこでもっと長く付け餌を放置してみます。1度目2度目のチョンとくるアタリの後3秒ほどして・・・10cmほどの押さえ込みが現れました。ここで合せを入れるとのりました。正解か?正解です、そのままようやく掴んだパターンがとめどなく再現され数が伸び40枚ほどになっておりました。サイズは渡りグロが入りちょっと小さめの41cm~33cmで終わりました。他瀬でも30枚~50枚の釣り人が多くクーラーも大型のものが満タンで旬のクロをたっぷり味わうなら今がチャンス今期のクロ釣りご堪能下さい。

27年1月住田