谷山のカタボシイワシさん

 鹿児島市の谷山港一帯には晩秋ころから冬にかけて、25㎝ほどのカタボシイワシの群れを追ってブリやカンパチなどが入って来て、泳がせ釣りなどでよく釣れるのですが、今季は、ブリはマズメ時などに単発的、カンパチは厳しく、ヒラメの座布団サイズがボチボチのようです。海がベイトなどで盛り上がるときはカツオドリも多く、海中に突っ込むのですが、今年は少ないです。

 2月上旬は中潮の朝の満潮前にブリの95㎝が上がってました。常連の方は、サビキでカタボシイワシさんをひっかけるなどしてキープ。車のバッテリーを使い電動ポンプで海水を大きな樽に汲み上げてエサ用に生かします。

 泳がせ仕掛けは、エレベーター仕掛けと呼ばれ、生きエサのお魚さんは、ロッドと底オモリ(海底)の間を縦(上下)に遊動できるような、ハリスをサルカンで道糸に通した遊動仕掛けです。お魚さんが横に動けるような仕掛け・例えばウキを使った泳がせ仕掛けなどだと、隣の方とオマツリにもなりやすいです。

 以前、地元の方は「港に流れ込む河川横に食肉工場ができてから、カタボシイワシの群れが発生した」と話されてました。海の環境もお魚の動向もいろいろなことで変わりますね。自然に優しくですね。